ペルーからの歌姫
南米ペルーには、沖縄からの移民、その二世、三世が多く暮らします。
ディアマンテスのアルベルトさんもその一人でした。
もう一人、ペルー出身沖縄三世の女性シンガーを紹介します。
Lucy(ルーシー)さんです。
子供の頃から歌うことが好きで、地元のカラオケ大会などによく出場していたという彼女。そのころのレパートリーは演歌だったとか。
そして日本で行われたカラオケ大会にペルー代表で参加。見事優勝を獲得しました。
その後、本格的に沖縄民謡を勉強しようと来沖(帰沖?)。大城志津子先生に師事し、民謡を習得。
2002年には、八重山の「とぅばらーま大会」でなんと優勝を勝ち取りました。
自身の中に流れているウチナーンチュの血が、彼女を唄に導いたのかも知れませんね。
沖縄に来て15年、遂に彼女のソロアルバムがリリースされました。
「
にぬふぁぶし」というタイトルで、沖縄の唄を中心に集めたカバーアルバムです。
「とぅばらーま」や「小浜節」といった難しい八重山民謡から、彼女自身も子供のころから唄っていたという「てぃんさぐぬ花」、沖縄ポップスの最高峰「すべての人の心に花を」などを、アコースティックサウンドで唄っています。
この中で「おっ!?」と思わせたのが、THE BOOMの「島唄」のカバー。
ボサノバ調にアレンジされていて、歌い方も民謡とはまったく違う発声、声質。これがまたいいんです!
引き出しの多い人なんだな~と思います。
一部スペイン語の歌詞が出てきますが、それは同郷のアルベルト城間さんに訳してもらったそうです。
一部には熱狂的なファンがいるLucyさん、このCD発売をきっかけにさらにその存在を多くの人に知らしめるのではないかとワクワクします。
仲間由記恵似だし!!
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