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2010年08月24日

絶景かな絶景かな

今日はウークイ。とても静かです。そんな今日8月24日は何の日だろうと検索してみました。

調べていて私のアンテナに引っかかったのは、かの大盗賊・石川五右衛門が釜茹での刑にされた日というトピック(ただし、旧暦での8月24日なので新暦では1594年10月8日だそうです)。

石川五右衛門といえばたくさんの読み物やら芝居やらのモデルになってますが、代表的なもののひとつが歌舞伎の「楼門五三桐(さんもん ごさんのきり)」です。

…と言われてもピンとこない方もいらっしゃるでしょうが、「絶景かな、絶景かな」というセリフはどこかで聞いたことがあるのでは?

これは「楼門~」において一番有名なシーンで、五右衛門が南禅寺の山門の屋上で悠々と煙管をふかしながら言うセリフです。
すると門の下に宿敵・真柴久吉(羽柴秀吉がモデル)が現れ、双方にらみ合う場は浮世絵にもよく描かれた名場面。

私はちょうどこの「楼門五三桐」を、今年3月に東京の国立劇場に見に行きました。五右衛門を演じていたのは中村橋之助さん。宙乗りの場面もあったりして、とにかく舞台演出が派手でカッコよかったです。
(しかもほぼ中央・前から2列目という好席で見られました!)

中村橋之助が語る『金門五山桐-石川五右衛門-』国立劇場3月歌舞伎


※「楼門~」と「金門~」は同じものです。初演時が「金門~」というタイトルで、後に「楼門~」と改題されたそうです。
特にこの3月の国立劇場公演は、久しぶりに通し狂言(5場面あるものを通しで演じる。普通は山門のシーン1場面のみをやることが多いそうです)だったので、元もとの題名「金門~」を使ったのかも知れません。
または、同時期に歌舞伎座で中村吉右衛門さんが山門の場のみの「楼門五三桐」を演っていたので、それへの配慮だったかも知れません。


歌舞伎は難しそう、敷居が高そうと思う方も多いかと思いますが、このように有名な人物が題材になっている演目だと事前に調べたりして、けっこう興味深く見られると思います。舞台演出が派手な演目はそれを見るのもワクワクしますしね。

っちゅうことで、あまり音楽とは関係ない話題でしたが、歌舞伎もエンターテイメントの一つだということで…。

というか、歌舞伎には「歌」という文字が入っているとおり、「音楽」「踊り」「技」が一体となってのエンターテイメントなのです。音楽と関係ないわけじゃないのです。

歌舞伎で使われる音楽にはいろいろあるのですが、「常磐津」という音楽が使われることがあり、以前テレビの音楽番組で「常磐津はロックだ!」と解説してました。常磐津とロックの共通点をいろいろ挙げてました。なるほどと思った部分もありました。

どんな話だったかというと…。

詳しい内容は忘れました(爆)。



Staff"W"@ロックも好きだけど、歌舞伎と狂言も好き



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Posted by ミュージックマン at 10:41│Comments(0)スタッフ日記
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